道内では、5月に入り、山菜採りによる遭難が続発しており、4月以降3名が死亡するとともに、2名が行方不明となっております。
今年に入ってからの遭難者数は30人となり、うち28人が60歳以上で、約7割の人は方向を見失って遭難しています。また、遭難者の4割は携帯電話を持たずに入山しており、携帯電話の位置情報から居場所を絞り込むことができません。(5月28日現在)
遭難を防ぐためには、単独行動は避け、常に自分の位置を確認するとともに、迷った場合は、慌てず落ち着いて行動することを心がけてください。
※例年、遭難件数及び遭難者数の8割強が4~6月に集中しています!
7月から8月の夏山登山では、毎年30件前後の遭難が発生し、遭難者は60代以上の方が4割を占めています。
夏山シーズンの山岳遭難の原因は、「熱中症、疲労などの体調に関するもの」と、「転倒、滑落」によるものが、それぞれ30%と最も多く、「道迷い」21%と続き、上位3つで約8割を占めています。
このため、登山を行う場合は、次の点に注意してください。
・自分の体力、技術に合った山に登る。
・余裕を持った計画を立てる。
・通信手段、装備を万全に。
・登山計画書は、家族や職場などの他に警察署などにも提出する。
登山計画書は、道警ホームページからも提出可能です。