平成24年に大量発生したマイマイガの対策として、誘虫性が低いとされる光源へ交換を進めています。
街中にはマイマイガの幼虫が多く見られ、大量発生が予想されることから、その駆除についてご協力をお願いします。
マイマイガは成虫になると駆除が困難なので、卵や小さい幼虫の時期に駆除することが発生を防ぐ有効な手段となります。
卵は毛布をかぶせたように褐色の細毛で覆われているので、殺虫剤の効果は期待できません。
壁を傷付けないようにあまり硬くない先が平らなものでこまめに剥がして卵塊を取り除いてください。
取り除く際には、卵塊を覆っている鱗毛(りんもう)が舞い上がり、吸い込んだり、目に入ったりするので、マスクやゴーグルを着用してください。
壁以外にも窓の溝や建物の基礎など見えにくいところに産み付けているので注意が必要です。
幼虫の駆除については、市販されている殺虫剤を使用することが効果的です。殺虫剤については、適用・対象害虫に「ガ」が含まれているものを使用してください。
ふ化して間もない体長10ミリメートル以下の幼虫については、毒毛と考えられる途中で丸く膨らんだ毛があり、直接触れるとかゆみや発疹がでます。また、風で飛ばされるほどの大きさなので、身体に付いたり、家の中に入ってきたり、物品に混入することがありますので、注意してください。。
体長10ミリメートル以上の幼虫については、毒毛と考えられる毛はありませんが、直接触れると毛が刺さることがありますので、厚手のビニール手袋や火箸などを利用して捕獲してください。
成虫を照明などで誘引させないことが第一の対策です。
マイマイガの成虫は、水銀灯の照明や白っぽい外壁を好み、その付近に卵を産み付けます。
消灯は効果的ですが、防犯面を十分考慮した上で実施してください。
照明を誘虫性の低い光源(ナトリウム灯やLED灯など)に交換する方法もあります。
取り除く際には、鱗毛が舞い上がり、吸い込んだり、目に入ったりするので、マスクやゴーグルを着用してください。
■処分方法
卵・幼虫・成虫いずれの場合も、燃やすごみとして処分してください。
※ 詳しくは、次の資料をご覧ください。
※いずれも北海道立総合研究機構林業試験場作成