遠軽町では、令和7年度から遠軽町都市計画マスタープランの見直しを行うとともに、この見直しに合わせて立地適正化計画及び都市計画道路の見直し方針の新規策定に着手します。
上位計画に当たる遠軽町総合計画の第3次計画が令和6年度に策定されること、現行の都市計画マスタープランの目標年次が令和8年度であることなどから、今後も社会情勢の変化や住民ニーズの変化に対応したまちづくりを展開するために遠軽町都市計画マスタープランの見直しを行います。
全国的に少子高齢化及び人口減少が進む中、遠軽町においても市街地における空き家・空き店舗の増加、商業等の民間サービスの減少など都市機能の低下が目立ち、公共施設老朽化による財政的負担も増加している状況にあります。将来的に都市機能を維持していくためにも、生活サービス機能等を集約し、それを公共交通ネットワークで連携し、居住地域の人口密度を保つための施策を展開していく基本方針として、立地適正化計画の新規策定に着手します。
立地適正化計画制度とは…
人口の急激な減少と高齢化を背景に、安心・健康で快適な生活環境や持続可能なまちづくりを目指し、医療・福祉施設、商業施設や住居等がまとまって立地し、高齢者をはじめとする住民が公共交通によりこれらの生活利便施設等にアクセスできるなど、福祉や交通なども含めて都市全体の構造を見直す「コンパクト・プラス・ネットワーク」の考えの下、行政と住民や民間事業者が一体となったコンパクトなまちづくりを促進するために創設された都市再生特別措置法に基づく制度です。
長期間にわたり事業着手していない都市施設等の都市計画は、その区域において長年にわたり建築制限が課せられていることから全国的な問題となっており、国及び北海道からは都市計画道路の必要性を検証し適切な見直しを実施することが求められています。遠軽町においても長期未着手の都市計画道路があることから、今回の都市計画マスタープラン及び立地適正化計画の策定に合わせて町内幹線道路網の必要性に関する検証を行い、今後の整備方針を策定します。
令和7~8年度(公表予定:令和8年度末)
令和7年度 | 【都市計画マスタープラン】 現況分析、主要課題の整理、将来目標の設定、全体構想の設定、用途地域等見直しの検討 【立地適正化計画】 関連計画や他部局の施策等に関する整理、都市の位置づけの把握及び都市が抱える課題の分析、立地の適正化に関する基本的な方針の検討、居住誘導区域の検討、都市機能誘導区域・誘導施設の検討 【都市計画道路の見直し方針】 見直し検討路線(区間)の抽出、必要性の検証、実現性の検証、見直し方針の検討 【町民アンケート】 |
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令和8年度 | 【都市計画マスタープラン】 全体構想の設定、地域別構想の設定、実現方策の検討、用途地域等見直しの方針整理、都市計画マスタープランの更新 【立地適正化計画】 居住誘導区域の設定、都市機能誘導区域・誘導施設の設定、防災指針の検討、定量的な目標値等の検討、都市計画施設の計画的な更新・改修の位置付け、立地適正化計画の策定 【都市計画道路の見直し方針】 見直し方針の策定、道路網全体の検証、見直し方針の策定 【住民説明会】 【パブリックコメント】 |