講師の伊与原新さん
7月28日、遠軽町芸術文化交流プラザ・メトロプラザで『「北海道白滝遺跡群出土品」国宝指定2周年記念・遠軽町合併20周年記念 伊与原新氏直木賞受賞記念講演会・サイン会』が行われました。
「藍を継ぐ海」で第172回直木賞を受賞された伊与原新さんが「小説と、科学と土地と」と題して講演。受賞作の5つの短編集のうち、「星隕つ駅逓」は白滝を舞台に書かれた作品で、今回はその縁で来町していただきました。
講演では、小説の登場人物の働き口のモデルとなったえづらファームの話や、白滝の名を残そうと努力している地元の方々と小説の内容が重なっている偶然に驚いたことなどを話したなか、「色々な地方を書いていますが、地域を挙げて喜んでもらっていることをうれしく思っています」と述べていました。
講演後のサイン会にも多くのファンが並び、「次回作を楽しみにしています」と興奮した様子で伊与原さんに思いを伝える姿がありました。
えづらファームの江面陽子さんから伊与原さんに花束贈呈
サイン会では多くのファンとふれあっていました