セルフレジに困っている人への対応例を寸劇で紹介
5月22日、保健福祉総合センター・げんき21で認知症サポーター養成講座「認知症を学びみんなで考える」が開かれました。
認知症サポーターとは「認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の方や家族を温かく見守る応援者として、自分のできる範囲で活動する人」のことで、講座を受講することで誰でもなることができます。
この日の講座は、遠軽町地域包括支援センター(野村直美所長)が実施している「げんきねっと」の参加者から「認知症の勉強をしたい」という声が多数あったことをうけて開催されたものです。
スライドや講座用の教材を通して、具体的な症状や接し方などを紹介するほか、買い物の会計で困っている人やゴミの分別ができない人への対応例を寸劇で再現。悪い例と良い例の2パターンを示し、参加者は劇を見て、どのように声かけするとよいのかを笑いながら学んでいました。
また、受講を終えた参加者26人にはサポーターの証であるピンバッジと、認知症サポーターキャラバンのマスコットキャラクター「ロバ隊長」のフェルトワッペンが配布されました。ワッペン配布は今回初めての試みで、受け取った人は嬉しそうに服や帽子に取り付けていました。
野村所長は「誰もが認知症になる可能性があります。だからこそ自分の問題でもあるという認識を持ち、認知症の人が住みやすい町づくり、みんなで温かく見守れる環境づくりを行っていくことが重要です。そのためにも堅苦しくなく気軽な雰囲気で、認知症との関わり方を伝えていきたいです」と話していました。
フェルトワッペンを配布。すぐに服に取り付ける人も
PRキャラクター「ロバ隊長」のフェルトワッペン