9月30日と10月1日、陸上自衛隊遠軽駐屯地(谷口慎司令)の創立72周年記念行事が行われました。
30日には、愛称「連隊通り」と呼ばれている市街地の道路で5年振りに市中パレードが行われました。
パレードの実施に先立ち、遠軽駐屯地創立72周年記念市中パレード協賛会会長である佐々木修一遠軽町長が「自衛隊は、さまざまな災害に派遣され、国民の信頼を築いてまいりましたが、本来の任務は国防です。日夜厳しい訓練に励んでいるからこそ、災害救助活動が可能となります。厳しい訓練で培われた一糸乱れぬ統制された遠軽自衛隊のパレードに声援をお願いします」とあいさつ。その後、音楽隊の演奏に合わせて、迷彩服を身にまとった同駐屯地の隊員たちによる行進やジープなどの車両行進が行われ、パレードを一目見ようと詰め掛けた沿道のお客さんたちが、日の丸の小旗を振ったり、車両を写真に収めたりしながら観覧していました。
また、パレードの最後には「風雪磨人 ガーZ」がサプライズで登場し、翌日に行われる創立記念行事への来場を呼び掛け、会場を盛り上げていました。
翌1日には、遠軽駐屯地で「地域とともに」をテーマに創立記念行事が行われました。
国会議員や近隣市町村長に加え多くの関係者が見守る中で行われた観閲式では、谷口司令が「これからも地域の方々の安心・安全を守り、遠軽駐屯地と地域の連携の発展に努めてまいります」とあいさつし、その後、各部隊や車両の統率のとれた観閲行進が披露されました。
また、一般開放された駐屯地内にはたくさんの方々が訪れ、本番さながらの迫力ある訓練展示や普段乗ることのできない戦車への試乗体験のほか、たくさんのキッチンカーや自衛隊カレーなどの食べ物を販売する模擬売店など、盛りだくさんの催しで楽しい休日を過ごしていました。