○遠軽町無線システム普及支援事業費等補助金交付要綱
平成22年4月1日
告示第8号
(趣旨)
第1条 この告示は、遠軽町(以下「町」という。)が総務省の無線システム普及支援事業費等補助金事業のうち辺地共聴施設整備事業(以下「整備事業」という。)により辺地共聴施設の整備を行うもの(地上デジタルテレビ放送の再送信業務を行う団体(以下「共聴組合」という。)に限る。)に対し、当該整備に要する経費の一部を補助することに関し、遠軽町補助金等交付規則(平成17年遠軽町規則第46号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
(1) 辺地共聴施設改修整備事業 地上アナログテレビ放送を行う放送局から遠隔の地であることにより又は山間地等地理的条件により、地上アナログテレビ放送の難視聴解消を目的として設置された共聴施設を地上デジタルテレビ放送対応の共聴施設(以下「有線共聴施設」という。)に改修するもの又は当該施設を受信障害対策中継放送を行う放送局(以下「無線共聴施設」という。)に置換するもの若しくは有線テレビジョン放送施設(有線役務利用放送設備を含む。以下同じ。)への置換により地上デジタルテレビ放送の再送信を視聴可能とするものをいう。
(2) 辺地共聴施設新設整備事業 地理的条件により、地上デジタルテレビ放送の電波の強さ(地上10mの高さにおける電界強度)が1.0mV/mに達しない地域となる場合であって、当該放送の難視聴解消を目的とする有線共聴施設又は無線共聴施設を設置するものをいう。
(3) 辺地共聴施設整備事業 辺地共聴施設改修整備事業及び辺地共聴施設新設整備事業をいう。
(交付対象経費)
第3条 補助の対象となる経費は、別表のとおりとする。
(交付額)
第4条 町長は、前条の経費の一部について、予算の範囲内で補助金を交付する。ただし、補助金に1,000円未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てた額とする。
(交付の申請)
第5条 補助金の交付を受けようとするもの(以下「交付申請者」という。)は、町長に交付申請書(様式第1号)を提出しなければならない。
2 交付申請者は、前項の補助金の交付の申請に当たっては、補助金に係る消費税及び地方消費税に係る仕入控除税額(交付申請額に含まれる消費税及び地方消費税相当額のうち、消費税法(昭和63年法律第108号)及び地方税法(昭和25年法律第226号)の規定により仕入れに係る消費税額及び地方消費税額として控除できる部分の金額に交付率を乗じて得た金額をいう。以下「消費税仕入控除税額」という。)を減額して申請しなければならない。ただし、申請時において当該消費税仕入控除税額が明らかでないものについては、この限りでない。
2 町長は、前項の決定に際して必要な条件を付すことができる。
4 町長は、前条第2項ただし書による申請がなされたものについては、補助金に係る消費税仕入控除税額について、補助金の額の確定において減額を行うこととし、その旨の条件を付して交付決定を行うものとする。
(申請の取下げ)
第7条 補助金の交付決定通知を受けた交付申請者は、交付決定の内容又はこれに付された条件に不服があるときは、申請を取り下げることができる。
(1) 事業費の額を変更するとき。ただし、事業費の額の20%を超える額の減額に限る。
(2) 補助事業の内容を変更するとき。ただし、次に掲げる軽微な変更を除く。
ア 補助事業の目的達成のために相関的な事業要素相互間の弾力的な遂行を認める必要がある場合
イ 補助事業の目的に変更をもたらすものでなく、かつ、交付申請者の自由な創意により計画変更を認めることが、より能率的な補助事業の目的達成に資するものと考えられる場合
ウ 補助事業の目的及び事業能率に関係ない事業計画の細部変更である場合
2 交付申請者は、補助事業を中止又は廃止しようとするときは、その理由を記載した中止(廃止)承認申請書(様式第5号)を町長に提出し、その承認を受けなければならない。
(事故の報告)
第9条 交付申請者は、補助事業が予定の期間内に完了することができないと見込まれる場合又は補助事業の遂行が困難となった場合は、速やかに事故報告書(様式第6号)を町長に提出し、その指示を受けなければならない。
(状況報告)
第10条 交付申請者は、補助事業の遂行及び収支の状況について、町長から要求があった場合は、速やかに状況報告書(様式第7号)を町長に提出しなければならない。
(実績報告)
第11条 交付申請者は、補助事業が完了したとき(補助事業の廃止の承認を受けたときを含む。)は、その日から起算して2週間を経過した日又は交付の決定に係る会計年度の3月20日のいずれか早い日までに、実績報告書(様式第8号)を町長に提出しなければならない。この場合において、やむを得ない理由によりその日までに提出が困難となったときは、町長の承認を受けなければならない。
2 交付申請者は、補助事業が完了せずに町の会計年度が終了したときは、交付の決定に係る会計年度の翌年度の4月1日までに前項に準ずる報告書を町長に提出しなければならない。
3 交付申請者は、第1項の報告に当たり、補助金に係る消費税仕入控除税額が明らかな場合には、当該消費税仕入控除税額を減額して報告しなければならない。
2 町長は、交付申請者に交付すべき補助金の額を確定した場合において、既にその額を超える補助金が交付されているときは、その超える部分の返還を命ずる。
3 前項の返還の期限は、当該命令のなされた日から20日以内とし、町長は、期限内に納付がない場合は、未納に係る金額に対して、その未納に係る期間に応じて年利10.95%の割合で計算した延滞金を徴するものとする。
(支払)
第13条 補助金は、前条の規定により交付すべき補助金の額を確定した後に支払うものとする。ただし、必要があると認められる場合には、補助金の交付決定の後に概算払をすることができる。
(1) 交付申請者が、法令、この要綱又はこれらに基づく町長の処分若しくは指示に違反した場合
(2) 交付申請者が、補助金を補助事業以外の用途に使用した場合
(3) 交付申請者が、補助事業に関して不正、怠慢その他不適当な行為をした場合
(4) 交付の決定の後生じた事情の変更等により、補助事業の全部又は一部を継続する必要がなくなった場合
2 町長は、前項の取消しをした場合において、既に当該取消しに係る部分に対する補助金が交付されているときは、期限を付して当該補助金の全部又は一部の返還を命ずることができる。
(消費税仕入控除税額の確定に伴う補助金の返還)
第15条 交付申請者は、補助事業完了後に、消費税の申告により補助金に係る消費税仕入控除税額が確定した場合には、速やかに消費税額の額の確定に伴う報告書(様式第11号)を町長に提出しなければならない。
2 町長は、既に交付した補助金のうち当該消費税仕入控除税額に相当する額の全部又は一部の返還を命ずることができる。
(補助事業の経理)
第16条 交付申請者は、補助事業の経理について補助事業以外の経理と明確に区分し、その収支の状況を会計帳簿によって明らかにしておくとともに、その会計帳簿及び収支に関する証拠書類を整備事業の完了した日の属する会計年度の終了後5年間保存しておかなければならない。
(補助金交付の条件)
第17条 交付申請者は、取得財産等のうち、取得価格が単価50万円以上のものについて、補助金の交付の目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸し付け、又は担保に供しようとするときは、あらかじめ財産処分承認申請(届出)書(様式第12号)を町長に提出し、町長の承認を受けなければならない。ただし、町長が別に定める財産の処分制限期間を経過した場合を除く。
2 町長は、交付申請者が取得財産等を処分することにより収入がある場合には、既に交付した補助金のうちその収入額に相当する額の全部又は一部の返還を命ずることができる。
3 交付申請者は、取得財産等については、事業完了後においても善良なる管理者の注意をもって管理するとともに、補助金交付の目的に従ってその効率的な運営を図らなければならない。
(書類の提出)
第19条 この告示に定める申請書その他の書類は、正本1通に副本1通を添えて、町長に提出するものとする。
(その他)
第20条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は町長が定める。
附則
この告示は、平成22年4月1日から施行する。
附則(令和5年3月31日告示第13号)
この告示は、令和5年4月1日から施行する。
別表(第3条関係)
経費区分 | 内容 |
(1) 施設・設備費 | ア 無線通信又は放送の再送信に必要な次の施設・設備の設置に要する経費 (ア) 鉄塔 (イ) 局舎 (ウ) 外構施設 (エ) 受電設備(電力引込み送電線を含む。) (オ) 送受信アンテナ (カ) 送受信機(予備送受信機を含む。) (キ) 伝送用専用線 (ク) ケーブル (ケ) 中継増幅装置 (コ) 電源設備(予備電源設備を含む。) (サ) 警報装置 (シ) 監視装置 (ス) 制御装置 (セ) 測定器 イ アに掲げるもののほか、附帯施設(大臣が別に定める施設・設備)の設置に要する経費 ウ 附帯工事費 |
(2) 用地取得費・道路費 | ア 前号の施設・設備を設置するために必要な用地及び道路の整備に要する経費(土地造成費を含む。) イ 附帯工事費 |