○遠軽町へき地保育所条例
平成17年10月1日
条例第87号
(設置)
第1条 へき地における保育を要する幼児その他の児童(以下「児童」という。)の福祉の増進を図るため、遠軽町へき地保育所(以下「へき地保育所」という。)を設置する。
(名称、位置及び定員)
第2条 へき地保育所の名称、位置及び定員は、次のとおりとする。
名称 | 位置 | 定員 |
白滝保育所 | 遠軽町白滝783番地 | 45人 |
(職員)
第3条 へき地保育所に所長、保育士、嘱託医を置き、その他必要な職員を置くことができる。
(休日)
第4条 へき地保育所の休日は、次のとおりとする。ただし、町長が必要と認めるときは、これを変更することができる。
(1) 日曜日
(2) 12月31日から翌年1月5日まで
(3) 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日
(保育時間)
第5条 へき地保育所の保育時間は、午前8時から午後4時までとする。ただし、町長が必要と認めるときは、これを変更することができる。
(保育の実施基準)
第6条 保育の実施は、児童の保護者のいずれもが次の各号のいずれかに該当することにより、当該児童を保育することができないと認められるときに行うものとする。
(1) 保護者が労働に従事し、幼児の保育に欠けるとき。
(2) 保護者が疾病のため幼児の保育に欠けるとき。
(3) 同居の親族を常時介護することにより保育に欠けるとき。
(4) 妊娠中であるか、出産後間がないとき。
(5) 幼児の生活環境が著しく不良のとき。
(6) 入所児童が定員に満たないとき。
(7) 町長が特に必要と認めるとき。
(広域入所)
第7条 町長は、他の市町村の児童を入所させることができる。
2 前項の保育に関することは、他の市町村との委託契約による。
(入所の承諾)
第8条 児童をへき地保育所に入所させようとする保護者は、町長の承諾を受けなければならない。
(入所の制限等)
第9条 町長は、へき地保育所に入所しようとする児童が次の各号のいずれかに該当するときは、入所を認めないことができる。
(1) 1類感染症若しくは2類感染症にかかり、又は悪質な疾患があると認められるとき。
(2) 心身が虚弱で保育に堪えないと認められるとき。
(3) 前2号に規定するもののほか、入所が不適当と認められるとき。
2 町長は、へき地保育所に入所中の児童が次の各号のいずれかに該当するときは、入所を一時停止し、又は退所させることができる。
(1) 前項各号のいずれかに該当するとき。
(2) 入所を認めた理由がなくなったとき。
(3) 正当な理由がなく1か月以上欠席したとき。
(保育料)
第10条 児童をへき地保育所に入所させた保護者は、次に定める保育料を納入しなければならない。ただし、町長が特別の理由があると認めるときは、これを減額し、又は免除することができる。
保育料基準額表 (単位円) | |||||||
各月初日の入所児童の属する世帯の階層区分 | 保育料の額(月額) | ||||||
階層区分 | 定義 | ||||||
第1階層 | 生活保護法(昭和25年法律第144号)による被保護世帯(単給世帯を含む。)及び中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立支援に関する法律(平成6年法律第30号)による支援給付受給世帯 | 0 | |||||
第2階層 | 第1階層を除き、当該年度分の市町村民税が非課税の世帯 | 0 | |||||
第3階層 | 第1階層及び第2階層を除き、当該年度分の市町村民税の所得割の額が次の区分に該当する世帯 | 48,600円未満 | 4,950 | ||||
第4階層 | 48,600円以上97,000円未満 | 8,100 | |||||
第5階層 | 97,000円以上169,000円未満 | 12,450 | |||||
第6階層 | 169,000円以上301,000円未満 | 17,400 | |||||
第7階層 | 301,000円以上397,000円未満 | 23,100 | |||||
第8階層 | 397,000円以上 | 30,300 | |||||
備考 1 この表において「所得割の額」とは、地方税法第292条第1項第2号に規定する所得割の額をいい、その他所得割の額の計算に必要な事項は、規則で定める。 2 児童の属する世帯の階層が次表に掲げる階層であって、規則で定める世帯に該当する場合には、この表の規定にかかわらず、それぞれ次表に掲げる保育料の額とする。 | |||||||
階層区分 | 保育料の額(月額) | ||||||
第2階層 | 0 | ||||||
第3階層 | 1,800 | ||||||
第4階層(うち市町村民税の所得割の額が77,101円未満) | 1,800 | ||||||
3 同一世帯に子が2人以上いる場合は、次表の第1欄に掲げる児童が保育所に入所している際には、第2欄により計算して得た額をその児童の保育料の額とする。 | |||||||
第1欄 | 第2欄 | ||||||
ア 規則で定める就学前児童(該当する児童が2人以上の場合は、そのうち最年長のもの1人とする。) | 保育料基準額表に定める額 | ||||||
イ 規則で定める就学前児童でア以外の就学前児童(該当する児童が2人以上の場合は、そのうち最年長のもの1人とする。) | 保育料基準額表に定める額×0.5 | ||||||
ウ 規則で定める就学前児童で上記以外の就学前児童 | 0 | ||||||
エ 特定被監護者等(子ども・子育て支援法施行令(平成26年政令第213号。以下「政令」という。)第14条の2に規定する特定被監護者等をいう。以下同じ。)の範囲で、最年長の子から順に2人目以降の児童(市町村民税が非課税の場合に限る。) | 0 | ||||||
(注) 1 市町村民税の所得割の額が57,700円未満の場合は、特定被監護者等の範囲で、最年長の子から順に2人目の規則で定める就学前児童に係る保育料の額については、保育料基準額表に定める額に2分の1を乗じた額とし、3人目以降の規則で定める就学前児童に係る保育料の額については、無料とする。ただし、支給認定保護者又は当該支給認定保護者と同一の世帯に属する者が要保護者等(政令第4条第4項に規定する要保護者等をいう。)であって、市町村民税の所得割の額が77,101円未満の場合は、最年長の子から順に2人目以降に係る保育料の額については、無料とする。 2 市町村民税の所得割の額が169,000円未満の場合は、特定被監護者等の範囲で、最年長の子から順に2人目以降の3歳未満児に係る保育料の額については、無料とする。 3 10円未満の端数は切り捨てる。 4 4月1日から8月31日までの間に行われる保育に係る保育料の額を決定する場合において、「当該年度分の市町村民税」とあるのは、「前年度分の市町村民税」とする。 5 その月の中途において入所した場合は、日割計算により徴収する。 6 その月の中途において退所した場合は、日割計算により徴収する。 |
2 子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)第30条の4第1号から第3号までの規定に掲げる小学校就学前子どもに係る保護者の保育料は、前項の表に定める保育料にかかわらず、零とする。
3 第1項に規定する保育料は、毎月25日までに納入しなければならない。ただし、町長が特別の理由があると認めるときは、これを延期することができる。
(委任)
第11条 この条例の施行に関し、必要な事項は、規則で定める。
附則
(施行期日)
1 この条例は、公布の日から施行する。
(経過措置)
2 この条例において施行の日の前日までに、合併前の遠軽町へき地保育所条例(昭和40年遠軽町条例第21号)又は白滝村へき地保育所条例(昭和40年白滝村条例第13号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、それぞれにこの条例の相当規定によりなされたものとみなす。
3 平成18年4月1日から平成19年3月31日までの第9条に規定する保育料は、次のとおりとする。
へき地保育所保育料徴収基準額
(単位円)
各月初日の入所児童の属する世帯の階層区分 | 徴収基準額(月額) | ||
階層区分 | 定義 | ||
第1 | 生活保護法による被保護世帯(単給世帯を含む。) | 0 | |
第2 | 第1階層及び第4~第7階層を除き、前年度分の市町村民税の額の区分が次の区分に該当する世帯 | 市町村民税非課税世帯 | 1,500 |
市町村民税課税世帯 | 4,120 | ||
第3 | |||
第4 | 第1階層を除き、前年分の所得税課税世帯であってその所得税の額の区分が次の区分に該当する世帯 | 64,000円未満 | 6,750 |
第5 | 64,000円以上160,000円未満 | 10,370 | |
第6 | 160,000円以上408,000円未満 | 14,500 | |
第7 | 408,000円以上 | 19,250 |
備考
1 第2階層から第7階層までの世帯であって、同一世帯から2人以上の児童が入所している場合においては、次表の第1欄に掲げる児童については第2欄により計算して得た額をその児童の徴収金の額とする。
第1欄 | 第2欄 |
ア 児童が2人以上の場合は、そのうち1人とする。 | 徴収基準額表に定める額 |
イ ア以外の児童のうち、児童が2人以上の場合は、そのうち1人とする。 | 徴収基準表に定める額×0.5 |
ウ 上記以外の児童 | 徴収基準表に定める額×0.1 |
(注) 10円未満の端数は、切り捨てる。
2 その月の中途において入所した場合は、日割計算により徴収する。
3 その月の中途において退所した場合は、全額を徴収する。
(1) 「母子世帯等」…母子及び寡婦福祉法(昭和39年法律第129号)第17条に規定する配偶者のない者で現に児童を扶養しているものの世帯
(2) 「在宅障害児(者)のいる世帯」…次に掲げる児(者)を有する世帯をいう。
① 身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)第15条に定める身体障害者手帳の交付を受けた者
② 療育手帳制度要綱(昭和48年厚生省発児第156号)に定める療育手帳の交付を受けた者
③ 特別児童扶養手当等の支給に関する法律(昭和39年法律第134号)に定める特別児童扶養手当の支給対象児、国民年金法(昭和34年法律第141号)に定める国民年金の障害基礎年金等の受給者
(3) 「その他の世帯」…保護者の申請に基づき、生活保護法(昭和25年法律第144号)に定める要保護者等で特に困窮していると町長が認めた世帯
階層区分 | 徴収金基準額(月額) |
第2階層 | 0円 |
第3階層 | 10,700円 |
附則(平成20年12月16日条例第32号)
この条例は、平成21年4月1日から施行する。
附則(平成21年12月16日条例第32号)
この条例は、平成22年4月1日から施行する。
附則(平成22年12月21日条例第34号)
この条例は、平成23年4月1日から施行する。
附則(平成23年12月19日条例第15号)
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
附則(平成26年9月25日条例第13号)
この条例は、平成26年10月1日から施行する。
附則(平成27年3月18日条例第7号)抄
(施行期日)
1 この条例は、平成27年4月1日から施行する。
附則(平成27年12月11日条例第30号)
この条例は、平成28年4月1日から施行する。
附則(平成28年6月14日条例第17号)
この条例は、公布の日から施行し、改正後の遠軽町保育所条例及び遠軽町へき地保育所条例の規定は、平成28年4月1日から適用する。
附則(平成29年6月26日条例第17号)
この条例は、公布の日から施行し、改正後の遠軽町保育所条例及び遠軽町へき地保育所条例の規定は、平成29年4月1日から適用する。
附則(令和元年9月30日条例第10号)
この条例は、令和元年10月1日から施行する。
附則(令和2年3月10日条例第6号)
この条例は、令和2年4月1日から施行する。