遠軽町

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健康・福祉「日本脳炎」予防接種のご案内

 ワクチンの供給不足のため、令和3年より一部対象者の接種を延期しておりましたが、現在は通常供給に戻り全対象者の接種を再開しています。接種を終えていない方は、対象年齢内に接種してください。

日本脳炎について

 日本脳炎ウイルスは、主にコガタアカイエカ(蚊)によって媒介され、ブタ-蚊-ブタの間で感染環を形成していますが、ブタは感染しても通常、症状が現れません。ヒトにおいては、日本脳炎ウイルスに感染した100~1000人に1人が脳炎症状を発症すると報告されています。発症すると高熱、頭痛、嘔吐、意識障害やけいれん等の症状を示す急性脳症を起こします。致命率は20~40%で、幼少児や高齢者では死亡のリスクが高く、神経学的後遺症は生存者の45~70%に残り、小児では特に重度の障害を残すことが多いとされています。

発生状況

 平成12年~令和3年までに報告された日本脳炎患者の報告地域は、九州地方が41人と最も多く、次いで中国地方の32人、近畿地方の21人、四国地方の7人、中部地方の8人および関東地方の6人と続き、この期間での北海道・東北地方からの報告はありません。

北海道における予防接種

 非流行地(患者発生のない地域)でも日本脳炎ウイルスの存在が確認されていることと、非流行地に居住していてワクチン接種を受けなかった人が、流行地に旅行してそこで日本脳炎ウイルスに感染した例があるため、非流行地域の居住者に対しても予防接種を行うほうがよいと考えられています。北海道においては患者発生が少ないため、道内全域が予防接種を行う必要がない区域として指定されていましたが、平成28年4月から区域指定が解除となり、定期接種が開始されています。

ワクチンの効果

 日本脳炎ワクチンの発症阻止効果については、約80%と推定されています。接種歴ありの者では接種回数が多くなるほど抗体保有率は高く、高い抗体価を持つ人の割合が増えています。1~2回の接種では不十分で、3回以上の基礎免疫を終了しておくことが重要です。
 接種年齢・回数については下記の「定期接種の対象者」をご覧ください。

定期接種の対象者

1.通常接種の対象者
2.特例措置の対象者

対象者:平成19年4月1日以前に生まれた方で20歳未満の方

接種医療機関

予約方法

・予約時にご希望の医療機関、日にちを伝えてください。
・3歳児健診対象の方は、健診会場で予約を受け付けています。

予約・お問合せ先
遠軽町民生部保健福祉課保健予防担当(保健福祉総合センターげんき21内)
電話:0158-42-4813
丸瀬布総合支所 電話:0158-47-2211

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