(目的)

第1条　この規程は、遠軽町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平成17年遠軽町条例第38号。以下「条例」という。)の特例として、農業委員が私有車を公務遂行のために使用することについて必要な事項を定めることにより、公務能率の向上を図ることを目的とする。

(定義)

第2条　この規程において次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(私有車使用登録の申請)

第3条　農業委員は、公務遂行のために私有車の使用登録をしようとするときは、あらかじめ私有車使用登録(変更)申請書(別記様式)により会長に申請しなければならない。

(私有車使用登録の基準)

第4条　会長は、前条に規定する登録の申請があったときは、その内容が次に定める要件を備えていると認められるときに限り、登録することができる。

(登録事項の変更)

第5条　第3条の規定による登録を受けた農業委員は、私用車使用登録申請書の記載事項に変更が生じたときは、直ちに私有車使用登録(変更)申請書により、その旨を会長に届け出なければならない。

(私有車使用による出張命令)

第6条　農業委員は、出張命令を受けて旅行する場合に、私有車を運転しようとするときは、出張命令権者の許可を受けなければならない。

(私有車使用の許可基準)

第7条　出張命令権者は、前条に規定する許可の申請があったときは、その内容が特にやむを得ない理由で、かつ、次に定める要件を備えているときに限り許可をすることができる。

(公務遂行中の私有車への同乗者制限)

第8条　農業委員は、出張命令を受けて旅行する場合において私有車を運転するときは、何人も当該私有車に同乗させてはならない。ただし、次条の規定による許可を受けた農業委員及び同乗を命ぜられた農業委員を同乗させる場合は、この限りでない。

(同乗の許可)

第9条　農業委員が出張命令を受けて旅行する場合において、第6条の規定による許可を受けて運行する私有車に同乗する場合は、あらかじめ私有車への同乗について出張命令権者の許可を受けなければならない。ただし、同乗を命ぜられた場合は、その命に従わなければならない。

(旅費等)

第10条　農業委員が第6条に規定する許可を受けて私有車により旅行する場合の旅費は、条例に定めるところにより支給する。この場合において、当該私有車の運行に要した経費は、鉄道、バス等その交通機関を利用した場合の普通運賃の額を燃料費、修理費、保険料、減価償却費その他維持管管理費の実費額とみなし支給する。

(損害の賠償)

第11条　農業委員が第6条の規定により許可を受けて使用中の私有車の運行によって第三者に損害を与えた場合における損害賠償は、強制保険及び任意保険によって補てんできる部分を除き町が賠償する。

(損害賠償の求償)

第12条　前条の規定により、町が損害を賠償した場合において当該私有車につき農業委員に故意又は重大な過失があったときは、町は当該農業委員に対し、その損害を求償することができる。

(実態調査等)

第13条　会長は、必要があると認めるときは、私有車の整備状況等について随時調査することができる。

(委任)

第14条　この規程の実施について必要な事項は、会長が別に定める。