みんなで守ろう!ペットのモラル

生き物を飼うことは、命の大切さや自然の不思議さに気付く大事な経験です。ですが、どんないいことでもルールやモラルは必要です。耳が痛いことでもよく聞いて、みんなで守っていつまでも楽しくやっていき ましょう。

 

ペットを飼う(買う)前に

虫1匹でも、それは命です。最後まで責任持って飼えるかよく考えて買うのは、生き物を飼うものの常識です。エサで動くおもちゃではありませんから、「欲しい」というお子さんなどにも、以下のような約束が守れるかよく考えるように教えてあげてください。

また、飼育ケースなど十分な準備ができるかよく考えてから購入するようにしましょう。欲しいカブトムシだけでお小遣いがぎりぎりでは、ちゃんと飼えるだけの準備はとてもできません。虫かごを壊すほど力の強いカブトムシや、ダニなどの寄生虫を持ち込んでいることが多い外国の虫を「ちゃんと飼う」には相当な準備が必要です。まずは飼うための準備をしっかりして、残った予算でどの虫を買うかを決めるぐらいの心がけをしたいものです。

また、残念ながら不法に輸入した生き物などが販売されている場合もあり、一般の人には区別がつきづらい場合があります。売っているからいいんだろうと安易に信用せずに、専門家などに相談されるのが望ましいです。

    →どんな準備が必要なの?

    →不法に輸入されてる生き物って?

 

逃がさないで

特によその生き物を飼う場合は、逃がさない(逃げられない)ように気をつけなければ、周囲の自然に対して取り返しのつかない問題を引き起こす可能性があります。

残念ながら、すでに多くの逃亡したペットが自然の中でさまざまな問題を起こしてしまっています。事態は深刻で、いまや開発などによる自然破壊をも超えるほどの「もう一つの自然破壊」と言われるほどです。

自然や生き物を大切に思うはずの人が、不注意や無知によって自然破壊を起こしてしまうのはとても残念なことです。

そんな悲劇を起こさないために、みんなで逃がさない方法をよく考え、情報を交換し合いながらモラルを高めていきたいと思います。

    →どんな問題がおきてるの?

    →逃がさないためには?

 

放さないで

もちろんよその生き物を意図して野外に放すようなことも、厳に慎まなければいけません。

弱ってきたペットや、飼いきれなくなった生き物を「かわいそうだから外に放してあげよう」と思う方は多いでしょう。ですが、元いた場所以外に放せば、どんな問題がおきるかは誰にも予測がつきません。その生き物のせいでもっと多くの生き物がかわいそうなことになる可能性があること、その生き物自身も望んでいない悪者になってしまうことまで、飼い主は考えてあげなければいけません。 (爬虫類以上の脊椎動物の場合、「放してあげる」は「ペットの遺棄」とされ、動物愛護法の処罰の対象になる場合もあります)

また、地域おこしや自然に親しむなどの目的で、積極的に生き物を養殖して放す場合があります。ペットの飼育で培った技術を何かに活かしたい・・・その思いはよくわかりますが、自然は誰かのものではありません。ずっと未来にわたってみんなで共有していくはずの自然を 、勝手に作り変える権利など誰にもありません。絶滅に瀕した生き物を守るためなど、やむをえない場合もありますが、できるだけ多くの人と真剣に話し合い、慎重に進めなければいけません。

    →飼えなくなったペットはどうしたらいいの?

    →今やってる養殖、これからどうすればいいの?

 

みんなでこういったモラルを守っていかなければ、生き物を飼うこと自体さえ法律などで規制されなければいけなくなってしまいます。 感情的な対立を避けて、前向きにみんなで努力していきたいと考えています。

 →昆虫館での取り組み

 →外来(移入)種について、もっと知りたい人へ(リンク集)