白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想

白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想

地域資源を活用するジオパーク

 遠軽町には、世界的規模の黒曜石鉱体とその旧石器加工遺跡群、ナキウサギや風穴など氷河時代の環境、豊かな自然など、多くの地域資源が存在しています。遠軽町は、これらの恵まれた地域資源・自然環境を保全するとともに、ジオパーク(地質公園)として教育や観光資源への活用による持続的な地域発展を目指す「白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想」を推進しています。

遠軽町の魅力を世界に発信

 「ジオパーク」とは、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が支援するプログラムのひとつで、地質遺産(貴重な地形や岩石の露頭)を保護・研究するとともに、自然と人との関わりを理解する場所「ジオパーク(地質公園)」として整備し、教育や新たな観光資源への活用による地域の持続的発展と、環境問題や地球科学に関する普及活動を目指すものです。ユネスコが支援する世界ジオパークネットワークには、ヨーロッパや中国を中心に53か所(15か国)が加盟していますが、日本ではまだ加盟するジオパークはありません。遠軽町は、地域資源を活用したジオパークづくりと、遠軽町の魅力を世界に発信する世界ジオパークへの加盟を目指しています。

ジオパークに最適な地域の魅力

 世界ジオパークの加盟には、「単に地質遺産を含むだけではなく、考古学的、生物学的もしくは文化的価値を含み、地域の持続可能な社会・経済発展への取組」が求められています。白滝黒曜石をはじめとして、地質・考古・生態的資源が数多く存在する遠軽町は、ジオパークに適したエリアといえます。


白滝赤石山・黒曜石露頭世界的規模の白滝黒曜石 ―地質的資源―

火山の溶岩(マグマ)が急速に冷えて作られるガラス質の岩石「黒曜石」。世界的規模の黒曜石原産地である白滝赤石山には、黒曜石の原石が大きく顔を覗かせている露頭が多数点在し、白滝黒曜石は、貴重な地質事象として「日本の地質百選」に選定されています。



遺跡から多数出土する石器旧石器時代の古代ロマン ―考古・文化的資源―

白滝地域を中心に、旧石器時代(今から25,000〜10,000年前)の遺跡が多数存在しています。石器の材料となる黒曜石の原産地であることから、石器製作を行った大規模な遺跡が形成される白滝遺跡群は、貴重な遺跡として「国指定史跡」の指定を受けています。



遠軽町のさまざまな地域資源豊かな自然、多彩な地域資源 ―自然・生態的資源など―

遠軽町には、風穴やナキウサギの生息など、周氷河環境が残るとともに、北海道でも有数の森林地帯が多様な植生生態系を支えています。明治開拓期以来多くの木材供給に貢献した森林鉄道雨宮号は、「北海道遺産」に登録されています。また、山岳、河川、温泉や観光・文化施設など、多くの地域資源が存在しています。


 白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想は、ジオパークの要素となる地域資源の価値を高め、持続可能な地域発展を実現するため、資源・環境の保全とともに、ジオパーク見学体験環境の整備や、教育・観光プログラムの開発、ジオパークと産業が連動する地域社会のシステムづくりなどを目指しています。
 白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想による地域活性化と世界ジオパーク加盟の取組に、ご理解、ご協力ください。


※詳しくは、「白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想」のホームページをご覧ください。